異常気象による大雨


気象庁の異常気象リスクマップ「大雨が増えている」(*1)によると、大雨は増加傾向にあります。100年前と比べると、200mm以上の降水量がある日は約1.4倍になっています。200mm以上の降水がどれくらいかと言うと、雨の中に空の水槽を置いておくと20cm=200mmの深さまで水がたまる雨の強さです。水が全く流れないとすると、道路にも家にも20cmの深さの水がたまるということです。

大雨による冠水、浸水した街

そして最近、大雨や集中豪雨の発生の要因として、線状降水帯が注目されています。線状降水帯とは、発達した雨雲である積乱雲が列をなした積乱雲群が数時間にわたり、ほぼ同じ場所を通過、停滞することで生じる強い降水の雨域です。(*2)1995年から2009年の4月から11月に発生した集中豪雨では、台風を除く60%強のケースで線状降水帯が発生しています。(*3)

豪雨、大雨により浸水した建物

線状降水帯が要因とされる直近の集中豪雨の被害はこちらの記事で説明しています。

また、集中豪雨に対する家の事前対策はこちらの記事で説明しています。

住所から浸水リスクやハザードマップの情報を調べるには、エリア毎の浸水リスクのページをご覧ください。

参照資料

*1 http://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/riskmap/heavyrain.html

*2 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kousui.html

*3 http://www.mri-jma.go.jp/Topics/H26/Happyoukai2014/04.pdf