自動車の対策


豪雨や大雨による冠水、浸水で自動車が水没すると、故障の程度によりますが、修理に数十万円以上、場合によっては廃車にする必要があります。このような大きな損害の対策は大きく2つ、避難と保険です。

浸水後の堆積した土砂に埋もれた車

まず避難について説明します。自動車をとめている駐車場が低い土地にあったり、地下にあったりと、冠水、浸水のリスクがある場合に、自動車の水没を避けるには、自動車をそのような場所から避難させるしかありません。避難先としては、ハザードマップのデータで調べて、浸水リスクが少ない、例えば高台にあるような駐車場に移動します。また、近くに屋上パーキングや、高層の自走式パーキングビルなど地面から高い場所にある駐車場がある場合は、そのような駐車場でも安心です。2,3日駐車しても1万円かからないところも多いと思いますので、修理、廃車に比べれば少ない出費で安心を買えるとも考えられます。

上記のように避難という対策もあるものの、避難可能な時間があまりない突発的なゲリラ豪雨が近年増加していることや、車での移動中に冠水、浸水に遭遇する可能性があることを考えると、やはり保険に加入しておくのが安心です。ほとんどの車両保険が水災による損害に対応していますが、補償内容や条件は契約内容により異なるのでご確認ください。近年の異常気象による豪雨、大雨のことを考えると、駐車場の浸水リスクをハザードマップのデータで確認したうえで、自動車保険の内容を見直すことが必要です。

住所から浸水リスクやハザードマップの情報を調べるには、エリア毎の浸水リスクのページをご覧ください。