こちらの記事では、大雨、豪雨による浸水、冠水の際に発生する、家や家財の被害に対する保険について説明します。
家や家財の被害は、基本的には火災保険の水災に関するオプションで補償されます。 補償の内容や保険金の支払い条件は、保険会社ごと、商品ごと、契約内容によって異なりますので、まずは御自身の契約内容をよく御確認ください。一般的には、火災保険では床上浸水もしくは地盤面から45cmを超える浸水による被害が補償の対象になります。 床下浸水は補償の対象外になるので注意が必要です。
また、アンティーク家具や書画など30万円を超える高額な家財は、事前に申告する必要があるので注意が必要です。さらに高額な家財が多い場合は、火災保険の家財の補償上限(通常100万円)を超えてしまい、補償されなくなってしまいますので、動産総合保険などでカバーする必要があります。動産総合保険は通常は水害は補償対象外ですが、特約にて補償対象にできる保険もありますので、そのような保険に加入すると良いでしょう。
一方で、前述したように水災はオプション補償なので加入しないことも可能です。 ハザードマップのデータで確認し、浸水のリスクがほぼないのであれば、加入せずに火災保険料を安く抑えるのも経済的には合理的です。
いづれにせよ、まずは自分の住んでいる場所の浸水リスクと、自分の加入している保険の内容を知り、保険は十分か、過剰でないかを確認し、必要に応じて見直すことが重要です。
住所から浸水リスクやハザードマップの情報を調べるには、エリア毎の浸水リスクのページをご覧ください。