家の外側をリフォームして大雨、豪雨の浸水に備えても、家の中の思わぬ場所から浸水することがあります。
家の中で浸水の可能性がある場所は、下水とつながる排水口や床下収納です。家の周辺が浸水すると下水が逆流し、下水とつながる排水口から水が噴き出すことがあります。また、床下浸水すると床下とつながる床下収納のふたを押し上げて水が入ってくることがあります。
まず下水とつながる場所ですが、具体的には、トイレ、洗面所、台所、洗濯機の排水口、風呂があります。トイレ、洗面所、台所、洗濯機の排水口には、大き目のごみ袋に水を入れた水のうが、水の噴き出しを抑える効果があります。
トイレでは水のうを便器の開口部がふさがるように置きます。洗面所や台所、洗濯機では、水のうを排水口をしっかりと塞ぐように置きます。お風呂でも、水のうを排水口をしっかりと塞ぐように置きます。浴槽は、排水口に水のうを置いてもよいですが、水をためて栓をしておくと、逆流防止とともに水道が止まってしまった際の生活用水として使えるメリットがあります。
床下収納からの水の侵入は、ふたの上に重しを置いて、水の侵入を抑えます。重しとしては、大き目のごみ袋に水を入れた水のうでもよいですし、それ以外のダンベルなど濡れても大丈夫な重いものでもよいです。
住所から浸水リスクやハザードマップの情報を調べるには、エリア毎の浸水リスクのページをご覧ください。